2007年9月23日のブックマーク (2件)

  • この夏最後の出稼ぎツアー - 内田樹の研究室

    「県立学校2年次校長学校経営研修講座」の講師に招かれて、兵庫県立教育研修所というところに出かける。 御影から六甲山に登って、トンネルで裏へ抜けて、中国道を20分ほど走って滝野社ICで降りて、10分くらいのところにある。 県立高校の校長先生たち相手の研修である。 今年の夏はずいぶんいろいろなところで学校の先生たちを相手の講演をやった。 舞子での兵庫県私立教員研修会、兵庫県教組宝塚支部の8・15集会、大阪府教組の研修会、神戸海星での兵庫県の学校図書館の会議、それから今回。 お相手も中堅教員、教組組合員、司書、校長先生と多種多様である。 原則として教育現場からお声がかかったときには必ず行くようにしている。 メディアで発言する知識人の中に、教育現場の先生たちを応援する立場から発言する人がぜんぜんいないからである。 教育現場の実情をほとんど知らない人たちでも、とりあえず教員の悪口さえ言っていれば、そ

    Alfa3733
    Alfa3733 2007/09/23
    教育論
  • 『卒都婆小町』の分析的効果 - 内田樹の研究室

    湊川神社に神戸観世会の別会に出かける。 下川先生が『卒都婆小町』を披かれるのである。 『卒都婆小町』というのは100歳の乞女になった老残の小野小町が旅の僧を相手に才知の片鱗を見せるのだが、そこに小町に焦がれ死にした深草少将の霊が憑依して、なんだかすごいことになってしまう・・・という話である。 小町に少将が憑依する瞬間が実に劇的である。 地謡の「今は路頭にさそらひ。往来の人に物を乞ふ。乞ひ得ぬ時は悪心、また狂乱の心つきて。聲変わりけしからず」を請けて、それまで深く沈んだほとんど思索的だった老女の声だったのが、いきなり「なま」な欲望剥き出しの声に変わる。 「なう物賜べなうお僧なう」(ねえ、なんかちょうだいよ、お坊さん)。 まず欲を示したのち、「小町が許へ通はうよなう」と次は性欲が剥き出しにされる。 静から動へのこの落差が能の序破急のかんどころである。 下川先生の「なう」では見所全体が「びく

    Alfa3733
    Alfa3733 2007/09/23
    心理学