2005年8月に発生したハリケーン「カトリーナ」により浸水したニューオーリンズ市街地東部の様子/Dave Einsel/Getty Images (CNN) 米ルイジアナ州ニューオーリンズは今世紀中にも海に囲まれる可能性があるため、今すぐ移住プロセスを開始し混乱を避ける必要がある。学術誌「ネイチャー・サステナビリティー」に今月掲載された分析はそう指摘する。 論文の結論は厳しいものだが、地球温暖化に伴う海面上昇に対してニューオーリンズが極めて脆弱(ぜいじゃく)な状態にあることは周知の事実だ。同州沿岸部は世界でも有数の低地に位置し、36万人が暮らすニューオーリンズは特に危険にさらされている。同市は急速に縮小する三角州の中央部に位置し、大半が海面下のすり鉢状の地盤に立地している。 市の周囲はほぼ湿地帯に囲まれており、これがハリケーンや高潮の影響を和らげている。しかしこうした湿地は急速に失われつつ

