近年海外では動物由来の食材を一切摂らないヴィーガンが増えており、もはや一過性の流行ではなく生き方として定着しています。 日本でも少しずつ増えてきていてこれから外食産業でも対応メニューや専門レストランの増加が見込まれ、その存在がもっと大きくなることでしょう。 そこで議論になるのが「肉食は悪か」ということです。 ヴィーガンの中でも動物の命を奪うことの邪悪さをアピールする人と、肉食を愛する人との間での対立は一層深まることと思われます。(以下ヴィーガンを動物愛護派とみなして記述します) 「生き物の命を奪うことはよくない」 これはなるほどいかにも正しい、美しい言葉に思えます。 では動物を殺して肉食をする我々はどうやって肉を食べることを肯定しているのでしょうか。 一つには宗教があります。 いくつかの主要な宗教で、動物は人間が食べるために神が与えてくれたという考え方が共通してあります。 それぞれの宗教の