「始祖鳥」より古い羽毛恐竜=1億6千万年前の化石、中国で発見 「始祖鳥」より古い羽毛恐竜=1億6千万年前の化石、中国で発見 中国遼寧省の1億6100万〜1億5100万年前(ジュラ紀)の地層から、前脚のほか、後ろ脚にも羽毛が生えた小柄な恐竜の化石が見つかったと、同国の古脊椎(せきつい)動物古人類研究所などの研究チームが25日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。 この化石はトロオドン類の「アンキオルニス」で、当初は鳥類と考えられていた。ドイツの約1億5000万年前の地層から化石が見つかり、最も初期の鳥類とされる「始祖鳥」より古く、4翼の恐竜の中から、2翼の鳥類が進化したという説がより有力になったという。 羽毛恐竜の全身骨格がそろった化石が、これほど古い地層から見つかるのは珍しい。これまで見つかった羽毛恐竜の化石は、始祖鳥より年代が新しい物が多く、進化の順番がはっきりしなかった。 国立科