米国の日本マンガの翻訳出版が、2013年以降は順調に拡大していることが分かった。米国で日本カルチャーの振興と普及を目指すSPJA (The Society for the Promotion of Japanese Animation)は、このほどコンテンツビジネス会社Nonlinear Worldの協力を得て「State of the U.S. Manga Market(米国のマンガ市場の現状)」と題した白書を発表した。2018年の米国における日本マンガの売上げやヒットタイトル、関連各社の動向を調査したものである。 発表によれば、現地でグラフィックノベルと呼ばれる単行本形式の日本マンガの翻訳書籍の売上高は、2017年比で7.24%増となった。これは2013年以来6年連続の増加になる。キッズ向けを除くアダルト・グラフィックノベル全体は前年比7.11%減だから、日本マンガの好調が際立つ。 白