ポピュラーカルチャー学部客員教員である細野晴臣さんの今年初めての特別講義が、1月20日に開催されました。今回は90分の講義を2部形式にして、後半では翌日からのスチールギター・ワークショップのために来校されていた高田漣さんがゲストとして登壇。対話形式で話が進められました。 2013年の学部開設から今回で5回目となる特別講義の共通テーマは、細野さん自身が体験してきた音楽の歴史を学生世代の若い人に伝えること。そこから、細野さんが影響を受けてきたアメリカの音楽や文化にどのように向き合うかという問題が見えてきます。これまで「戦争の記憶」「レコーディング技術の変遷」といった話題を経て、今回のキーワードは「歴史の特異点」。ポップスの歴史には残っていないが、地層を掘り起こすことで現れてくる特殊な存在。そんな考古学に細野さんは取り組んでいるそうです。 特異点として挙げられた一つ目は、アメリカのミュージカル番