2012年04月02日17:50 カテゴリ法/政治 橋下市長の「君側の奸」 インターネットで、啓蒙専制君主という言葉が使われることがある。たとえばLinuxのコミュニティではLinus Torvaldsの意見が絶対なので彼は専制君主だが、他のメンバーは批判でき、いやなら脱退も自由だ。ローマ―の「チャーター・シティ」も議会を置かず、出入り自由にする。たぶん未来の政治は、こういう形になるだろう。この点で啓蒙専制君主のベータ版としての橋下徹氏には注目していたのだが、原発問題では馬脚をあらわした。 産経新聞によれば、きのう開かれた大阪府市統合本部のエネルギー戦略会議に橋下氏が出席し、「原発の全面廃止」などを求める関西電力への株主提案を了承した。その理由として、橋下氏は「事故を見て平気なのはロボットか感情の薄い人」だとか「原発事故を目の当たりにしたら、生身の人間の恐怖心や嫌悪感にふたをする方が苦しい