帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い 作者: 朴裕河出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2014/11/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (16件) を見る まだ読了していないので全体に対する感想は別にエントリを立てて述べるとして、読み進めている内にいくつか引っかかった記述の一つを取り急ぎ取り上げたい。 p.94〜p.95 将校や憲兵たちは、兵士の暴力や軽蔑から慰安婦を守る役割をもしていた。慰安所の「規範」でお酒や暴行を禁じていることもその一つだであろう(『政府調査』2ほか)。もちろんそれは次のように、外出を管理する「権力」を持っていたことも示す。しかし、たとえ「二、三ヵ月に一度」程度のものだったとしても(慰安所によってその規定は異なっていたようで慰安婦たちはさまざまに話している)、それは外出や廃業の自由がなかったとするこれまでの考えを翻すものだ。 ここに来てからは時々外出
![『帝国の慰安婦』(朴裕河)を読んでいて引っかかった点 - yasugoro_2012's diary](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6279ebdc7fe94bfb74016b036e8e3d4dc32c7c8a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41JDjFjg2ML._SL160_.jpg)