特殊詐欺の被害者が送った現金の受け取り役として詐欺罪に問われ、大阪高裁で控訴審中の男性被告(35)を巡り、大阪高検が31日、1審・大阪地裁の公判時に「存在しない」と説明していた関係者の供述調書を一転して弁護側に開示した。男性は地裁で無罪判決を受けたが、弁護側が改めて開示を求めていた。弁護人の亀石倫子弁護士(大阪弁護士会)は「検察が証拠隠しをした疑いがある」と批判している。 男性は昨年7月、他の男らと共謀し、架空の介護施設建設計画に絡んで大阪府内の女性(当時81歳)から2回で計500万円をだまし取ったとして起訴された。
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