「ソフトバンク」のロゴを胸に付けた主役ヒーローのワールドタイガー(左)と両肩に「牛角」のロゴを入れた牛型ヒーローのロックバイソン(C)SUNRISE/T&B PARTNERS, MBS 大阪・毎日放送などで今月から始まったアニメ「TIGER&BUNNY」の主人公らのヒーロースーツには、プロサッカー選手のユニホームのように実在する企業のロゴが入っている。ヒーローたちは平和を守るだけでなく、「動く広告」となって劇中で活躍するという新手の宣伝方法だ。(笹島拓哉) このアニメには、特殊能力を持つ8人のスーパーヒーローが登場する。8人は普段、人間と同様の生活をしているが、事件・事故が発生するとヒーロースーツを装着し、犯人追跡や人命救助などに奮闘する。主役の一人、ワイルドタイガーのスーツの胸には通信大手「ソフトバンク」のロゴが大きく入れられている。 劇中においても各ヒーローにはそれぞれスポンサーがおり
2011年3月に発生した東日本大震災から1月半ほど経った5月1日、渋谷駅の通路に設置されている岡本太郎の壁画作品「明日の神話」の右下に、崩壊した福島第一原発を思わせる風刺画がはめこまれ、にわかに注目を集めた。その後、アーティスト集団Chim↑Pom(チンポム)が風刺画を設置している動画がYouTubeにアップされ、また5月20日から25日まで無人島プロダクションで開催された同グループの展覧会『Real Times』にてその動画が展示されたことで、一連の騒ぎがChim↑Pomによるものであることが明らかになり、この原稿を書いている5月25日現在も、Twitterなどのウェブ・メディアを中心に多方面で議論を巻き起こしている。 それらの議論のなかには、それが「アートなのか」「犯罪じみた迷惑行為なのか」という二者択一の論理に終始しているものも散見される。公共空間におけるゲリラ遂行的な表現行為には常
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