デモなるものを生まれて初めて見たとき、僕が「日常の風景」だと思うものに似つかわしくない物々しさ、なんともいえない居心地の悪さを感じた。このような肯定的ではない感情は、まず相手のせいにされる。彼らは粗暴で、下品で、場をわきまえない連中なのだ。こういうものは、見ない方がよく、見せられるべきものでもなかったのだ。僕はその光景を作り出している人びとを白眼視していた。 時を経て、いつしか、そこにいた人びとが何を言わんとしていたのか、その意味を知ることになる。その主張は、なされるべき主張だったのだと、今は確かに思う。述べられたことのすべてが正しくはないにせよ、しかし、正しい見解と言えるものに含まれているべき幾つかの要素が提示されていたという意味で、それは貴重な行動であったのだ、ということを知る。それを理解するのに、とても長い時間差があった。しかし、そのような時間差を経てではあっても、確かに彼らのメッセ
ディクシー・チックスのニューシングル「ノット・レディ・トゥ・メイク・ナイス」はすごい(↓ビデオは異端審問で裁かれた三人が抵抗し続けるという内容)。 ディクシー・チックス(直訳:南部のお姉ちゃんたち)はカントリー&ウェスタン(C&W)の女性三人組だが、 2003年にイラク攻撃を批判して、「ブッシュと同じテキサス出身で恥ずかしい」と発言したために、歌手として抹殺されそうになっただけでなく、とうとう命まで脅かされた。 全米のラジオ局の6割以上を独占するクリアチャンネル(ブッシュに莫大な献金をしている)によって放送禁止にされた。 つまり彼女たちの曲はラジオでほとんどかからなくなった。 カントリーは古きよき西部のファンタジーを愛する人々の音楽なので、保守的で右翼的なリスナーが多い。 男は荒くれで飲んだくれで女好きのカウボーイで、女は男をじっと黙って待っている、という演歌の世界なのだ。 ところがディク
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