「渡辺淳一自選短編集」第1弾の『死化粧』は、表題作「死化粧」のほか4編が収録された短編集。母の死を看取る医師の葛藤を描き、華々しいデビューを飾った「死化粧」、ある大学で起きたチフス菌事件を材に、細菌の美しさに魅せられた医師の内面に迫った「プレパラートの翳(かげ)」ほか、極限の人間ドラマを描いた5編を収録しています。
南西諸島に自衛隊配備=北沢防衛相が検討表明、対中国で 南西諸島に自衛隊配備=北沢防衛相が検討表明、対中国で 【ニューデリー時事】インド訪問中の北沢俊美防衛相は30日午後(日本時間同日夜)、日本周辺海域での中国海軍の活動活発化を受け、南西諸島への自衛隊部隊の配備を検討する考えを表明した。2011年度予算概算要求に調査費を計上する方針。ニューデリー市内のホテルで同行記者団に語った。 中国海軍は4月に入り、潜水艦2隻を含む10隻の艦艇が沖縄本島と宮古島の間の公海上を通過し、太平洋上で大規模訓練を実施。さらに、一連の行動を追尾・監視していた海上自衛隊の護衛艦に対し、艦載ヘリコプターが異常接近したため、日本側は「非常に危険な行為だ」と抗議していた。 防衛相は「今回のように、ただ追尾だけで本当にいいのか」と指摘。「鹿児島から沖縄本島、さらに与那国島までの間に、なにがしかの配備を考えなきゃいけない
財務省所管の独立行政法人(独法)の国立印刷局から今年度の国会議事録の印刷事業を企画競争で受注した印刷会社7社が、事前に連絡を取り合い、価格調整をしていた疑いがあることが分かった。7社の担当者がやり取りしたとみられるメールの記録を朝日新聞が入手した。7社側は上限の99%以上の金額を提示しており、印刷局は「事実であれば看過できない」として調査に乗り出す方針を決めた。 印刷局が発注したのは、国会の本会議や委員会の速記録をもとに議事録を印刷する事業で、2010年度の予算額は1億7千万円(約71万部、約700万枚)。印刷局は昨年12月、一般競争入札を公告したが参加者がなかったため、翌1月、予算額を公表し、公募で見積額などを記した企画書を提出させる企画競争を公告した。 朝日新聞が入手したメールの記録によると、7社の担当者は、社用の電子メールアドレスを使って互いに送受信を繰り返していた。応募前の2月
鳩山内閣は、2013年の調印が見込まれる水銀の排出抑制のための国際条約に「水俣条約」と名付けるよう国際会議で提案する方針を固めた。魚介類への水銀汚染で多大な被害が出た水俣病問題を教訓にするためで、6月にストックホルムで開かれる第1回の交渉委員会で、次回以降の委員会の日本への誘致を求める。 有害物質の水銀は蛍光灯などに含まれ、鉄鋼やセメントの生産工程でも排出される。水俣病は熊本、鹿児島両県に面した不知火海に、原因企業チッソが水銀を含んだ排水を流し、周辺の魚介類を汚染。それを食べた人たちに手足のしびれなどの症状が出た。新潟県の阿賀野川流域でも、昭和電工の排水で被害が出た。 日本では代替技術の開発などで使用量が減っているが、途上国を中心に化学工場の排気などとして大気中への放出が急増している。国境を超えた汚染の広がりが懸念され、09年2月に開かれた国連環境計画(UNEP)の管理理事会で、13年
小渕内閣で官房長官を務めた野中広務氏が30日、当時の官房機密費の取り扱いについて、「毎月5千万〜7千万円くらいは使っていた」と暴露した。首相の部屋に月1千万円、野党工作などのため国会対策委員長に月500万円、参院幹事長にも月500万円程度を渡していたほか、評論家や当時の野党議員らにも配っていたという。都内で記者団に明らかにした。 野中氏はさらに「前の官房長官から引き継いだノートに、政治評論家も含め、ここにはこれだけ持って行けと書いてあった。持って行って断られたのは、田原総一朗さん1人」と述べた。 与野党問わず、何かにつけて機密費を無心されたこともあったという。「政治家から評論家になった人が、『家を新築したから3千万円、祝いをくれ』と小渕総理に電話してきたこともあった。野党議員に多かったが、『北朝鮮に行くからあいさつに行きたい』というのもあった。やはり(官房機密費を渡して)おかねばという
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