以前Jim Hallのアルバム「アランフェス協奏曲」を紹介し主題の「アランフェス協奏曲」も良いが1曲目の「You’d be so nice to come home to」の方がもっと良い等と偉そうなことを言ってしまったが。この「You’d be so nice to come home to」という曲の邦題が誤訳である事の騒動をつい思い出してしまった。 この歌は従来邦題として「帰ってくれれば嬉しいわ」と付けられていたが英語の正確さで言うと「帰ったときにあなたが居てくれたら嬉しい」という意味になるのだ。しかしかつて私にはどうしてそれが誤訳なのか理解できなかった。 「You’d be so nice to come home to」のto come homeの主語は構文から見て「You」であるはずであり「I」が主語になり得ないではないかと考えていたからである。英語でcomeは相手の所に行くと