HDMIに対応したテレビ、プロジェクタ、レコーダ、プレーヤーなど各種機材が揃ってきたが、高品位な映像や音を得るための使いこなしには様々な誤解が多い。 幾つもの情報や経験則から生まれるHDMIの使いこなしが推測を生み、その推測がまた別の経験則と結びつけられ、何が原因でどのような事が機器の中で起きているのか、さっぱり判らなくなっているユーザーが増えているのが、読者から届くメールやAVファンのブログなどから見えてくる。 しかし、実はHDMIの特徴を把握していれば、HDMIの使いこなしはさほど難しいことではなく、カンのいい方ならばいろいろな対策を思いつくだろう。今回はHDMIの使いこなしについて、その基本的な考え方を紹介しよう。 ■ HDMIの映像/音声の品位を決めるものは? HDMIが一般的なデジタル音声インターフェイス(S/PDIFなど)や、アナログ音声/映像と異なる点は、ケーブルを通じて“信
株式会社コウォンジャパンは、4.3型タッチパネル液晶搭載のポータブルビデオ/オーディオプレーヤー「COWON O2」を11月13日より発売する。価格はオープンプライス。直販価格は内蔵メモリ8GBモデルが29,800円、16GBが34,800円、32GBが44,800円。 4.3型/480×272ドットのカラー液晶を備えたポータブルメディアプレーヤー。ボディカラーはメモリ容量ごとに決まっており、ピンク(8GB)、ブラック(16GB)、ホワイト(32GB)の3色。液晶はタッチパネルを採用。なお、本体にSD/SDHCカードスロットを搭載しており、データの移動/読み込みも可能。 TIの「DaVinci」チップを採用。ビデオ対応フォーマット数が豊富なのが特徴。コウォンでは「あらゆる動画フォーマットに対応した」としている。また、HD動画も最大1,280×720ドット(30fps)までサポートしている。
(左奥より)ビデオビジネスユニット 商品企画グループ ビデオ商品第一グループ 主事 神高知子氏、商品技術グループ HD/BDソフト設計チーム 主任技師 川崎弘二郎氏(崎は「立」に「奇」)、(右手前より) 商品技術グループ 先行開発チーム 主幹技師 甲野和彦氏、商品技術グループ HD/BDハード設計チーム 主任技師 梅迫実氏 BDへと世代が移行してから、DIGAがAVファンに支持されている理由は、なにより画質にある。画質へのこだわりは、もちろん新機種にも引き継がれている。画質向上に関する技術を開発しているのは、AVCネットワークス社・ビデオビジネスユニット・商品技術グループ の甲野和彦主幹技師。数年にわたり、DIGAの画質周りを担当している。 DMR-BW900は、パナソニックハリウッド研究所(PHL)の技術を採り入れたクロマアップサンプリング技術を導入した結果、素直ですっきりとした発色と精
西田宗千佳の ― RandomTracking ― 「CREAS」でどんなHDMI接続テレビでも高画質化 ソニーが新BDレコーダに込める画質/音質へのこだわり 9月3日にソニーが発表した、年末商戦向けの新BDレコーダは、「今までにない高画質化機能」をウリにしている。また、ホームシアター仕様機である「BDZ-X95」「BDZ-X100」では、映像だけでなく、音質面でもさまざまな改良が行なわれているという。 では、それら「今までにない機能」とは、どのようなもので、どのくらいの性能を備えているものなのだろうか? 同社の技術陣に、画質・音質に関わる「秘密」を聞いた。 ■ 同じプラットフォームで「画質」を大幅向上 「CREAS」ですべてのHDMIテレビを高画質化 左からソニー オーディオ・ビデオ事業本部 ビデオ事業部門 システム設計部 1課 濱田敏道 シニアシステムデザイナー、同事業部門 桑原邦和氏
西田宗千佳の ― RandomTracking ― 松下を支える家電LSI「UniPhier」 -開発者が語る低コスト、高性能の秘密 デジタル家電にとって、「家電用LSI」は生命線ともいえる存在だ。だが、その中核技術を自社内で開発・生産しているメーカーは非常に少ない。多くのメーカーがNECエレクトロニクスやルネサステクノロジといった、組み込み用LSIメーカーのチップを利用しているのが実情だ。ソニーがCellに対する戦略を転換し、東芝がなかなかCell応用家電を出せないといったあたりからも、開発戦略の難しさが垣間見える。 だが一方で、家電用LSIの完全内製化に成功し、開発環境のスリム化と製品の差別化という難題に成功したメーカーがある。それが松下だ。同社の開発した家電用統合開発環境「UniPhier」(ユニフィエ)は、DIGAやVIERAをはじめとする同社のAV家電のほぼすべてに採用され、同社
ソニー、カナル型イヤフォン「EX90SL」の後継「MDR-EX500SL」 −最上位と同構造で実売1万円。5,000円の下位機種も ソニーは、EXモニターシリーズの新モデルとして、「MDR-EX90SL」の後継となるカナル型(耳栓型)イヤフォン「MDR-EX500SL」を10月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後の見込み。カラーリングはブラック(B)とホワイト(W)の2色。 また、下位モデルであり、「MDR-EX85SL」の後継となる「MDR-EX300SL」も同日に発売。こちらも価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5,000円前後の見込み。 ■ MDR-EX500SL EXモニターシリーズのイヤフォンは、16mm径の大型ユニットを採用した「MDR-EX700SL」(36,750円)が最上位モデルとして2007年10月に発売されている。「MD
第362回:ウォークマンと完全同期するレコーダ「ソニー BDZ-A70」 〜 番組消化に強い味方、ダビング10対応で嬉しい唯一の機種 〜 ■ 究極のワンタッチ 筆者は以前からテレビ番組をなんらかのポータブルデバイスに移して見るのが好きで、韓国製PMPや、Nokiaのスマートフォン、PSPなど、いろんな方法で視聴してきた。まあそうでもしないと、家でゆっくりテレビを見る時間がないのである。 これまでは、というか今も活躍しているのが、NECの「AX300」だ。とっくの昔にNECはレコーダから撤退し、すでにもうCPUファン1回、電源FAN2回故障しているが、そのたびに自分で修理して未だにガンガン使い続けている。 AX300がいいのは、Ethernet経由で番組をPCに取り出せることだ。もちろんアナログ放送しか対応していないが、これが表立ってできるレコーダはもはや現存しないので、筆者の
MPEG-2、DivX、AVC対応の強力なHDDビデオプレーヤー −DivXは720pまで対応。コウォン「COWON A3」 ポータブルプレーヤーの近年のトレンドと言えば、フラッシュメモリの低価格化による、メモリ型の伸長や小型/軽量化とともに、カラー液晶の搭載によるビデオ対応があげられる。以前は、大型液晶と大容量HDDを搭載した最上位モデル用差別化機能だったビデオ対応が、iPod nanoやウォークマンA810、gigabeat V/T、ZENなど、売れ筋の製品に広がっている。 本格的にビデオを見る製品としては、3型以上の液晶を搭載したiPod touchやウォークマンA910、PSPなどがある。しかし、これらの“ビデオプレーヤー”に感じる物足りなさは、対応コーデックの少なさだ。例えば、iPod系はMPEG-4 AVC/H.264(AVC)とMPEG-4 SP、ウォークマンはAV
最上位機種の「X90」と「L70」には、同じようにデジカメやビデオカメラから写真・動画像を取り込む機能が備わっている。しかし、その操作性は大きく異なる。X90が、従来同様メニューから操作する形式を採っているのに対し、L70には大きく全面に「ワンタッチダビングボタン」が用意され、これを使うのが基本となっている。要は、USBでカメラをつなぎ、ワンタッチダビングボタンを押すだけで取り込み作業が完了するようになっているのだ。 機能的にもL70はX90に比べ差別化が行なわれている。ビデオカメラ内に動画と静止画が両方あった場合、L70では両方を同時に、ボタンを押すだけで取り込めるが、X90は動画と静止画を、別々に取り込まねばならない。 「単に機能として持っているだけだと、店頭でのプレゼンテーションが難しかったんです。どうしても、テレビ録画系の機能が最初に来てしまうので。例えば、ビデオカメラの売り場
昨日のニュースでお伝えしたように、米パラマウント・ピクチャーズとドリームワークス・アニメーションSKGは、世界市場でHD DVD陣営を排他的に支持すると発表。今後、HD DVDソフトのみをリリースし、BDへのタイトル供給を行わないという方針を明らかにした。 今回の決定に伴い、国内法人のパラマウント ホーム エンタテイメント ジャパンでは、発売を告知していた『トップガン』などBDソフトの発売中止を決定。波紋はすでに広がっている。 次世代光ディスクの市場規模は、北米が圧倒的に大きい。その北米市場では、こちらのニュースでお伝えしたとおり、2007年上半期はBDとHD DVDの売り上げ枚数が2対1と、BDがHD DVDを大きく引き離している状況だ。 米Video Business誌の2006年の米パッケージソフトの売上高シェア(下表参照)を見ると、BD陣営がシェア41.7%だったのに対し、これまで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く