更新日:4月21日16時25分
東京電力福島第一原子力発電所では、1号機に続いて2号機でも原子炉を覆う格納容器にロボットが投入される計画で、そのために開発が進められているサソリのような形をしたロボットの走行試験が行われました。溶け落ちた核燃料の様子が初めて捉えられる可能性もあり、早ければこの夏にも行われる調査の結果が注目されます。 24日、横浜市にあるメーカーの工場で走行試験が行われ、ロボットは福島第一原発2号機の一部を再現した施設で、直径10センチ余りのパイプから格納容器の中に入ったあと、中心部につながるレール状の構造物の上をゆっくりと進んでいきました。 このレールは、1号機の調査では汚染の激しい場所があることなどから使えませんでしたが、2号機では問題はなく、このレールを通ることで直接原子炉の真下にたどり着くことができるため、1号機では見えなかった溶け落ちた核燃料の様子が捉えられる可能性があると期待されています。 しか
小型の無人飛行機「ドローン」が首相官邸の屋上に侵入した事件について、野党各党は今後、政府の危機管理体制の甘さを追及する構えだ。24日は民主党議員が国会で取り上げ、集中審議も求めた。ただ、官邸屋上などの「無防備」ぶりは民主党政権時代も同じで、またも自らの不作為を棚上げしたといえる。 「爆発物の可能性や放射性の強さはただちに判明していなかった。官邸周辺やオフィス、行き来する人たちに注意喚起する必要があったのではないか」 民主党の小川淳也衆院議員は24日の衆院安全保障委員会でこう訴えた。22日昼前のドローン発見時、放射性物質の検出は直ちには発表されなかった。小川氏はこの点を挙げて政府の初動対応の甘さを追及した。 加藤勝信官房副長官が「警察がただちに調査し、状況を総合的に判断して周辺への注意喚起が必要な段階にはないと判断した」と答弁しても、小川氏は「場合によっては避難勧告まで想定しうる事案だった」
酒の安売りが行き過ぎないように規制する法案を、自民党が準備している。大手スーパーなどの安値攻勢を受けた「まちの酒店」が、歯止めをかけるようにと働きかけたことがきっかけだ。本来は市場が決める価格に踏み込み、規制を強めれば、消費者が安く買う機会を奪いかねない。困惑も広がる。 規制案では「公正な取引の基準」を財務相が定め、従わない場合、販売免許を取り消すこともできる。自民党は24日の総務会を経て議員立法で酒税法などの改正案を提出し、今国会での成立をめざす。公明党にも賛成を働きかけている。 規制を強く求めたのは、中小の酒店でつくる政治団体「全国小売酒販政治連盟」(酒政連)だ。水口尚人政策部長は「公正な取引の土壌が整って、初めて店の創意工夫が生きる」という。採算を無視した不当な安売りは独占禁止法が禁じているが、「公正取引委員会の注意にも是正しない業者が多い」との声がある。 酒の販売に対する参入規制は
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