温泉と原発の放射能の違いについて述べます。 (1)放射能泉の成分 今回、福島第1原発から放出されていた放射性物質は主にヨウ素・セシウム・キセノン・テルルと言った放射性核種で、プルトニウムは検出されていません。 放射性物質は、私たちの身近な温泉にもいっぱい入っています。 放射能泉って聞いた事がないですか? 放射能泉は、文字通り放射能を含む温泉です。 放射能というと怖いイメージがありますが、温泉中に含有されるラドンは常温で気体、湧出後は空気中に散飛するため全く心配ありません。 放射能泉には、 ①鉱物から放出される放射線による効能が期待できる温泉 ②気体のラドンから放出される放射線による効果が期待される温泉 の二種類に分類されます。 温泉の中に含まれる放射性成分には、 ①ラドン(Rn:222Rn) ②ラジウム(226Ra) ③ラドンの放射性同位体トロン(Tn:220Rn) ④アクチノン(An:2