クニマス断定に専門家から慎重論 山梨県で魚類学会公開講座 ※写真クリックで拡大表示します シンポジウムでクニマスについて意見を交わす専門家たち=山梨県笛吹市 約70年前に田沢湖で絶滅したクニマスの実態解明をテーマにした市民公開講座(日本魚類学会主催)が14日、山梨県笛吹市の県総合教育センターで開かれた。 2010年に同県・西湖(さいこ)でクニマスを発見したと発表した京大総合博物館の中坊徹次教授のグループが研究結果に基き、田沢湖と西湖のクニマスの同一性を強調。これに対し他の研究者からは、クニマスと断定することへの慎重論が出され、専門家の間での見解の相違が浮き彫りになった。 基調講話を行った中坊教授らは▽産卵時期などの生態的特徴▽胃の出口にある突起「幽門垂(ゆうもんすい)」の数など形態的特徴▽田沢湖から西湖に卵を移植したという文献の記述—を根拠に「西湖にいるのは、田沢湖由来のクニマスと考え
クニマス里帰りへ初会合、仙北市構想 さかなクン名誉市民賞案も ※写真クリックで拡大表示します クニマスの里帰りに向けた構想について意見を交わしたプロジェクトの初会合 田沢湖だけに生息していた絶滅種クニマスが山梨県の西湖(さいこ)で見つかったことを受け、県と仙北市が立ち上げた「クニマス里帰りプロジェクト」の初会合が21日、県総合庁舎で開かれた。仙北市側はクニマスを水槽で飼育展示したり、ハタハタと並ぶ「県の魚」に指定したりする構想を提案し、実現性について協議した。 会合には県と市の地域振興、水産技術、自然環境などの担当者20人が出席。県地域活力創造課の島崎正実課長が「かつての田沢湖を取り戻すという観点で、何ができるのかを考えていきたい」とあいさつした。 市側は現在も田沢湖のpH値が5・2前後と酸性を示していることを踏まえ、「即座にクニマスを放流できる状態ではない。専用の水槽を男鹿水族館か田
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