将棋の佐藤天彦九段が、対局中にマスクを着用しない違反行為で「反則負け」とされたことが、各界に波紋を広げている。 【写真あり】2018年6月、第76期名人戦7番勝負第6局で羽生善治二冠(当時)を破り、3連覇を果たした佐藤天彦名人 10月28日、佐藤九段は、午前10時に開始された第81期名人戦A級順位戦で、永瀬拓矢王座と対局。終盤となった午後11時、佐藤九段が長考中、30分以上マスクを外したままでいることを、対局相手の永瀬王座が問題視し「反則ではないか」と指摘した。 日本将棋連盟では新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2022年1月に、対局者のマスク着用を「義務」とする臨時規定を設けていた。この日は関係者が1時間ほど協議した結果、佐藤九段の「反則負け」となった。規定が設けられて以来、適用は初めてのケースだった。 翌29日、佐藤九段が「反則負け」となったことが報じられると、著名人が自身のTwit