誰にでもこういう人だけは許せない、こういう行為だけは見逃せない、という『生理的な地雷』があるのではないだろうか? もちろん犯罪行為は別として、身近な誰かや自分自身が痛めつけられている訳でもないのに怒りがこみ上げてしまう、なにかを言わずにはいられないことって、ブログやらブックマークやらTwitterやら、現実とは異なる場所と付き合っている私たちならよくある問題なのではないだろうか? そして怒りが湧いてくる『地雷地点』をじっくり観察すると、そこが自分の弱みや私的な痛みと結びついていることもあると思う。 少なくとも私はそうだ。 私は自分より若いとか女性であるとか、学歴が低いとか所得が低いとかいう理由で『見下せそうな人』、あるいは包容力がありそうとか優しそうとか『甘えられそうな人』、逆に自分より人気があるとか有名であるとか『立場のある人』、とにかくそういう遠い他者になら何を言ってもいいと暴言を吐く