11月7日にスタートした<レインボーサンダーツアー2018-2019>の4本目となった東京・リキッドルームで、ザ・クロマニヨンズは早くも磨きをかけたライヴで満杯のオーディエンスとひとつになった。 ◆ザ・クロマニヨンズ画像 最新作『レインボーサンダー』は、ブルースなどルーツ・ミュージックへの目配りも常に怠りない彼らにしては、ストレートなビートで変化に富んだ演奏を聴かせる作品だ。ステージに4人が現れると開口一番、甲本ヒロトは「ロックンロール!」と叫ぶ。その叫びのままにロックンロールしていくライヴだ。 新作の収録順に演奏していくのも最近の彼らの流儀だが、そこにも彼らならではのこだわりが浮き上がる。アナログ・レコードになぞらえて(というか彼らはレコードを作ってそれをCDにする、という制作方法をとっている)、前半に「A面の曲」を一気に演奏し、途中にお馴染みの曲や懐かしい曲を挟んで、後半は「B面の曲」