片平里菜によるツーデイズワンマンライブ<8月4日(土)「夏の夜」>、<8月5日 (日) 「泣き晴らした朝に」>が渋谷CLUB QUATTROで開催された。以下、到着したレポートを掲載する。 ◆片平里菜 写真 <閃光ライオット>から飛び出し、2013年にアジカン山田のプロデュースでシーンに登場、そこからすぐにメジャーデビュー。これが片平里菜のよく知られたシンデレラ・ストーリーである。アコギ弾き語りとバンド編成を使い分けるスタイルと、透明感のある歌声、自然体の笑顔。長い髪をふわふわさせながら等身大の気持ちを歌にする女性シンガー・ソングライター、なのだと思っていた。 事実、彼女は女の子の等身大を歌っていた。振り回されてしまう恋愛。傍にいるのに寂しくなる瞬間。背伸びしても憧れに届かないもどかしさ。あとは、華奢に見えて実は男よりタフなことを自覚していたり、奴らが勝手に抱くイメージに〈私はそんな甘い子