090318up 中島岳志さんに聞いた-その1- 左右の“バカの壁”を取り払おう 保守派の論客として活躍中の中島岳志さんは、今日混迷する日本の政治思想や、 ゆがめられた政治理念を見極め、冷静に考え修正するためにも、 「左右の“バカの壁”を崩し、もっと対話を」と呼びかけています。 左右両方の固定化された歴史観に対するアンチテーゼとして 『中村屋のボース』を執筆したとも言います。 まずは、保守とは?革新とは?という大前提となる理念や政治思想、 今日までの大きな流れについて、お聞きしました。 なかじま・たけし 1975年生まれ。北海道大学准教授。専門は、南アジア地域研究、近代政治思想史。著書に『ヒンドゥー・ナショナリズム』(中公新書ラクレ)、『中村屋のボース−インド独立戦争と近代日本のアジア主義』(白水社)、『パール判事 東京裁判批判と絶対平和主義』(白水社)、西部邁との対談『保守問答』(講談社