日米両政府が25日に改正した「軍用航空機事故に関するガイドライン」で、米軍が日本国内の事故現場に入る際の規定に「日本側の事前の承認なく(立ち入り可能)」との文言が和訳文書に書き込まれた。公式な英文は「without prior authorization(事前の承認なく)」だが、これまでは「事前の承認を受ける暇がない時」と意訳していた。野党が疑問を呈しており、他の箇所の改正に乗じ、日本政府がしれっと修正した。 ガイドラインは2005年4月に策定された。米軍機が基地外で事故を起こした場合、米側の同意がなければ、日本の警察や消防などは現場周辺に立ち入れないことなどを定めた。