不肖・宮嶋、最後の戦場取材へ――。 数々のスクープ写真で知られる報道カメラマンの宮嶋茂樹さん(60)。これまでにイラク、北朝鮮、アフガニスタン、コソボなど海外取材を数多く経験し、あまたのスクープ写真を世に問うてきた。そんな不肖・宮嶋がロシアの軍事侵攻に揺れるウクライナへ。混乱する現地で見えてきた「戦争の真実」とは? 【全27枚】キーウから北西約60キロに位置するボロディアンカの写真を全部見る
ボロディアンカの惨状を訴えるのは、ウクライナ最高議会のオリガ議員です。 ■“ニセ避難計画”1000人以上行方不明 オリガ議員:「ボロディアンカは、人道的危機に陥っています。ほぼすべての建物が破壊され、街に人の姿は全くありません」 自身の選挙区ということもあり、現地の被害について調査しています。 オリガ議員:「侵攻が始まる前、ボロディアンカとその周辺の村には、合わせると約1万8000人が住んでいました。今も5000人ほどが残っていると理解していますが、何人が生存しているかは、誰にも分かりません。なぜなら、ボロディアンカのあちこちに、無数の地雷が埋められており、殺された人たちの遺体を見て回ることができずにいるからです。私は、爆撃による死者は3000人以上になると考えています」 住民の6人に1人が犠牲となった可能性があるといいます。さらに、恐ろしい情報もあります。 オリガ議員:「ロシア軍は、ボロ
ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、ロシア軍の激しい攻撃を受けた首都キーウ(キエフ)近郊で、ロシア軍の撤退後、被害の解明が進んでいる。キーウ中心部から北西約50キロのボロジャンカでは地雷の撤去などが進み、6日、行方不明者の捜索活動が始まった。 現地からの映像によると高層の集合住宅は中央部分が破壊されて崩れ落ち、左右の両脇部分だけが残っている。ウクライナのメディア「キーウ・インディペンデント」によると、ロシア軍が3月上旬に爆撃した際、住民は地下に避難していた。地元当局者は約200人が生き埋めになっていると推計し、生存を絶望視しているという。 ゲラシチェンコ内相顧問も6日、ここで約200人が行方不明になっているとの見方をSNSで伝えた。 英BBCは6日、「がれき下から助けを求める声が聞こえたが、ロシア軍が、救助しようとすれば銃で撃つと妨害した」との住民の証言を伝えた。 ボロジャンカを含む一帯では今
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く