ウクライナ軍が東部ドネツク州の要衝リマンをロシア軍から奪還したことについて、ウクライナの軍事専門家は3日、NHKのインタビューに対し「ロシア軍は重要な補給拠点を失った。さらにロシアの政治的・軍事的な指導力のイメージに相当な打撃を与えた」と分析しています。 インタビューに応じたのは、ウクライナ軍に長年在籍し、現在は軍事専門家として活動するセルヒー・ズフーレツ氏です。 ズフーレツ氏は、ロシア軍にとってリマンは「装備や兵器、それに燃料を補給し、けがをした兵士を一時的に受け入れるための重要な拠点となっていた」と指摘しました。 そのうえで、ウクライナ軍が奪還したことについて「極めて重要だ。ドネツク州のウクライナ軍兵士を南北から包囲しようとするロシア軍の計画は頓挫した」と強調しました。 一方で、ロシア側にとっては「政治的・軍事的な指導力のイメージに深刻な打撃を与えた」と分析しています。 そして、今後の
ロシア国防省は、ウクライナ東部・ドネツク州のリマンからロシア軍が撤退したと明らかにしました。併合宣言の翌日の撤退はプーチン政権にとって政治的にも大きな打撃となっています。 ウクライナ軍は9月30日、ドネツク州の要衝であるリマンにいる5000人以上のロシア軍を包囲したと発表しました。ロシア国防省が1日、撤退を認めました。 ウクライナ4州の併合宣言の直後に支配地域を奪還されたことでプーチン氏の支持層からも強い批判が出ています。 チェチェン共和国のカディロフ首長は1日、リマンからのロシア軍の撤退について中央軍管区のアレクサンドル・ラピン司令官の失態だと猛烈に批判しました。 そのうえで、低出力の核兵器の使用など抜本的な措置を講じる必要性があるなどと主張しました。
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