ロシア南部ではこの夏、異常な高温が続いている影響でバッタが大量に発生し、農業に深刻な被害が出ています。 地元政府によりますと、大量発生したバッタがトウモロコシやひまわりを食べ尽くしたため、収穫量は計画よりも10%ほど少なくなるということです。 地元政府では、バッタの被害の拡大を防ぐための対策費用として6400万ルーブル、日本円で1億2500万円余りを支出し小型の飛行機から農薬を散布するなど対応に追われています。 また、アストラハニ州では、これまでにおよそ500ヘクタールの農地に被害が出ているほか、北オセチアでは今月3日、僅か1時間で120ヘクタールの農地に作付けされたトウモロコシがほぼすべて食べ尽くされたということです。 現地の専門家によりますと、バッタが大量発生している原因はロシア南部でこの夏、異常な高温が続いているためで、地元メディアはこの30年で最悪の被害だと伝えています。