ドイツ各地で、女性もトップレスで泳ぐことを認める公営プールが続出している。こうした変化に独社会が一定の理解を示す背景には、ドイツ独自の「ヌード文化」があるとみられる。 前編 男女の胸を「平等に」 ドイツで“トップレス”容認プールが広がる理由 では、トップレスを認めるよう求めた女性の訴えから、ジェンダーと身体の関係について考えます。 ドイツでは男女混浴のサウナに全裸で入ることは一般的で、自然の中で日光浴をしたり、泳いだりする際にトップレスの女性を見かけることもある。欧州メディアが「ドイツ人はなぜ人前で裸になるのが好きなのか」(英BBC)と取り上げるほどだ。この「裸」に寛容な文化を考えるうえで欠かせないのが、「フライ・ケルパー・クルトゥア(FKK)」という運動だ。ヌーディズムを意味するドイツ語で、直訳すると「自由身体文化」となる。 ドイツの近代文化史に詳しいベルリン自由大学のアルント・バウアー
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