ウランが無許可でインターネットで売買された事件で、警視庁は10日、公立高校の男子生徒(17)=東京都小金井市=や派遣社員の男(24)=長野県安曇野市=ら3人を原子炉等規制法違反などの疑いで書類送検し、発表した。生徒については、可溶性ウラン化合物を譲渡したなどとする毒劇物取締法違反の疑いでも書類送検した。ウラン鉱石から自分で精製したという。 生徒は調べに対し、可溶性ウラン化合物について「国内で販売されているのを見たことがなく、希少価値があると思った」と供述。同庁は化学的な興味が高じたとみている。ウランなどはいずれも微量でケース内に保管されており、健康に影響はないという。 生活環境課によると、送検容疑は2017年10月~昨年1月、原子力規制庁の許可を得ず、派遣社員が劣化ウランと天然ウランをネットのオークションサイトに出品し、生徒が劣化ウランを、茨城県古河市の薬剤師の男(61)が双方を購入したな
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