【ワシントン時事】米国防総省は12日、米軍がシリア北部ラッカで同日、フリージャーナリストの後藤健二さんらを殺害したと主張する過激派組織「イスラム国」の映像に登場するモハメド・エムワジ容疑者を標的に空爆を実施したと発表した。 国防総省は「作戦の結果については評価中だ」としており、同容疑者の生死は不明。 英国籍のエムワジ容疑者は、「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」の名で知られ、「ビートルズ」と呼ばれる同組織の英国籍4人組のリーダー格とされる。後藤さんのほか、湯川遥菜さんや複数の英米人の人質殺害に関与したとみられている。 同組織が今年2月1日(日本時間)に公開した映像では、後藤さんとみられる男性を前に「日本の悪夢が始まる」などと述べ、米国と協力する日本の国民を狙った攻撃を警告していた。