仏カトリック教会のジャンピエール・リカール枢機卿(2005年4月3日撮影、資料写真)。(c)Patrick HERTZOG / AFP 【11月9日 AFP】仏検察は8日、1980年代に14歳の少女に対して「非難されるべき」行為をしたと公に認めたローマ・カトリック教会のジャンピエール・リカール(Jean-Pierre Ricard)枢機卿に対する捜査を開始したことを明らかにした。 元司教のリカール師は2006年、前教皇ベネディクト16世(Benedict XVI)によって枢機卿に任命された。 フランス司教協議会(Bishops' Conference of France)は7日、同師を含む現・元司教11人が過去に性的虐待に関与していた疑いがあると発表。リカール枢機卿は同協議会の会合で読み上げられた書簡で、「私は司祭だった35年前、14歳の少女に対し非難されるべき行動をとった。私の行為がその
米ペンシルベニア州最高裁判所は14日、同州のカトリック教会で起きた神父による少年少女への性的虐待についての大陪審の調査報告書を公表した。報告書には虐待を行っていた神父300人以上の実名リストも盛り込まれた。教会側の隠蔽(いんぺい)工作についても指摘している。 カトリック教会では、世界各地で神父による性的虐待が表面化し、大きなスキャンダルになっている。国際的な問題となった発端は、米東部マサチューセッツ州ボストンでの性的虐待の実態が2002年に報じられたことだった。 大陪審は同州内の8教区を対象に2年かけて50万ページの教会内部文書を調べたほか、関係者への聞き取りなどを行った。過去70年以上にわたって神父400人以上の関与が浮上、うち虐待の証拠がそろった故人も含む300人以上について公表した。 文書から明らかになった被害者は1千人ほどだが、大陪審は実際には数千人に上ると見ている。被害者の多くは
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