高橋まつりさんの母親、幸美さんは、東京地検が電通を略式起訴し、上司らを不起訴(起訴猶予)処分としたことを受けて、コメントを出した。 娘や他の社員に違法な長時間労働をさせていたことについて、法人としての電通が刑事処分を受けることは、至極当然であり、改めて一刻も早く電通の社風と労務管理の改善を行うように求めます。 娘の上司に関しては不起訴処分ということですが、この上司が労働基準法違反の指示をしていたことは明確であり、刑事処分が妥当であると考えていたので、検察官が上司個人を不起訴処分としたことには納得できません。 入社してわずか半年の新入社員に対して、正社員に登用した月から連日の深夜労働や徹夜勤務、休日出勤をさせたことは絶対に許せない、悪質な行為であり、上司個人が罪に問われないことは、誠にやりきれない思いです。