福島県で鼻血が出たシーンを書いたことでバッシングされている漫画「美味しんぼ」ですが、福島県双葉町で鼻血の報告数が多いことを証明する統計資料の存在が明らかになりました。この資料は岡山大、広島大、熊本学園大のグループが2013年に発表したもので、福島県双葉町、宮城県丸森町筆甫地区、滋賀県長浜市木之本町の3ヶ所が主な調査地域となっています。 発表された統計資料である「水俣学の視点からみた福島原発事故と津波による環境汚染」によると、双葉町と丸森町は体がだるい、頭痛、めまい、目のかすみ、鼻血、吐き気、疲れやすい等の症状が木之本町よりも明らかに多かったとのことです。特に鼻血の報告数は顕著で、双葉町と丸森町では木之本町の2倍以上も報告があると書いてあります。 ちなみに、この資料やデータは福島県双葉町には報告済みで、熊本学園大の中地重晴教授はメデイアに対して「調査結果は、昨年8月に双葉町に報告しています。