パレスチナ自治区ガザ地区上空でヨルダン軍機から投下される支援物資。同軍提供(2024年3月31日提供)。(c)AFP PHOTO / JORDANIAN ARMY 【5月10日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)北部での人道支援物資の空中投下でパラシュートが開かず2人が死亡したのを受け、イスラム組織ハマス(Hamas)は9日、空中投下の中止を求めた。 飢餓が迫っているとされるガザ北部では、米英仏など複数の国が支援物資を定期的に投下している。 だが7日の空中投下では、パラシュートが開かず、支援物資を受け取ろうと住民が集まっていた倉庫の屋根に落下。2人が死亡した。 ハマス当局によると、同様の事故でこれまでに少なくとも21人が死亡している。 ハマスの広報責任者は声明で、「空中投下は市民の命を差し迫った危険にさらし、ガザ北部での食糧危機を緩和する真の解決策とはならないことを強