北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙は、6日、「アメリカが核兵器を振りかざすなら、多様化した精密な核攻撃手段でワシントンまで火の海にする」として、核実験を行った北朝鮮に厳しい姿勢を取るアメリカに対し、首都への核ミサイル攻撃にも言及して強くけん制しました。 北朝鮮軍の最高司令部は、5日夜の声明で、アメリカ軍と韓国軍の合同軍事演習に反発して、「今月11日以降、朝鮮戦争の休戦協定を白紙にする」と一方的に宣言するとともに、再び核実験などに踏み切る構えを示しました。 国営テレビを通じてこの声明を読み上げたのは、対韓国工作の総責任者とされるキム・ヨンチョル偵察総局長で、3年前にアメリカ政府の独自制裁によって資産を凍結されています。 6日付けの朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、1面に最高司令部の声明を掲載したうえで、「アメリカが核兵器を振りかざすなら、われわれは多様化した精密な核攻撃手段で、ソウルだけでなくワシン