朝日新聞社の財務諸表を分析、アベノミクスで不動産が好調朝日新聞社の会社としての財務状況が話題だ。紙の新聞が苦戦している一方、不動産事業が好調との認識が広まっている。実際に2017年3月末の賃貸用の不動産の含み益は2647億円まで拡大した。朝日新聞のメディア事業と不動産事業の利益の関係はどうなっているのか。有価証券報告書で過去5年の財務状況を分析すると、金融緩和による資産価格の上昇というアベノミクスの恩恵が朝日新聞社に大きいことがわかる。朝日新聞、不動産事業が収益の柱に朝日新聞社の過去5年の部門別利益(単... 目次・朝日新聞社の2017年3月期の業績・決算の概略 ・セグメント別の利益 ・利益の構成比は不動産が1位に 2017年3月期の決算、概略 (単位は億円、%は前期との比較) 朝日新聞の2017年3月期の連結全体での決算は、売上高が前期比5%減の4009億円、営業利益が42%減の70億円