「子、曰(い)わく…」という特徴的な書き出しで始まることが多い『論語(ろんご)』の言葉は、中学生の国語の教科書に必ずと言っていいほど取り上げられています。 中学時代、ツラツラと書かれている漢字の羅列を見て瞬時に拒否反応を起こし、それなのに暗記テストまであって大変苦労をしたという人もいるかもしれません。 「あんなもん何の意味があるんだ!」と罵(ののし)る人も少なくありませんが、『論語』が日本に与えた影響は計り知れないほどなのですよ。というわけで今回は、『論語』が日本に与えた影響のほんの一部をご紹介したいと思います。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上