大阪市教育委員会が、市立小中高校の運動会で行われている「組み体操」の段数制限を検討していることがわかった。 一部で高さを競う風潮があることから、歯止めが必要と判断した。対象とするのは、四つんばいの姿勢で積み重なる「ピラミッド」と、演技者が肩の上に立ち上がって円塔を作る「タワー」。ピラミッドは5段、タワーは3段を上限とする方向で調整している。9月の教育委員会会議で正式決定し、市立の幼稚園や特別支援学校を含む各校に通知する方針。こうした規制は全国的にも珍しいという。 同市教委が7月、市立小中高校計446校を調査したところ、小学校では男女合同でピラミッドを実施している234校のうち、6段以上が137校あり、うち5校は8段だった。タワーは196校で行われ、23校が5段、20校が4段だった。
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