日本のメディア界において、「ダース・ベイダー」のイメージに近いのは誰か。 そんなアンケートを取ったら、かなりの数の人が、渡辺恒雄読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆の名を挙げる気がします。 およそ言論人でここまで「悪役」を一身に背負っている方もいないでしょう。ネットで検索すると、あらゆるタイプの罵詈雑言が浴びせられています。 しかし、渡辺氏を批判している中で、その著作や政治記者としての実績を知ったうえで、というものは、非常に少ないようにも思います。 ある時期から渡辺氏について興味を持った私は、過去の著作やインタビューに目を通してみることにしました。すると、想像以上に面白いのです。 80歳を超えなお現役 まず、文章が素晴らしい。単に日本語として整っているといったレベルではありません。さすが、若い頃にアルバイト原稿を週刊誌などに書きまくっていたというだけあって、ロジックがすっきりしているう
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