「ずっと鍵を開けっぱなしなの」 近年、注目を集めている100円家事代行サービス「御用聞き」(東京都板橋区高島平)の活動をご存知だろうか。 「御用聞き」は、その名の通り、電球交換やあて名書き、ビンのフタ開けなど、日常生活のさまざまな「困りごと」をお手伝いすることを業としている。現在、その利用者数は飛躍的に増加しており、いわば地域の空洞化にミクロレベルで対処する、「助け舟」の役割を果たしている。 上記のような問題は、かつてなら、ご近所付き合いの延長線上で解決していた。しかし、超高齢社会への移行に伴う高齢者の単身世帯の急増、病気や障害による移動範囲の縮小、地域におけるコミュニケーション機会の減少と世話役の不在などを背景に、どうにもならなくなっているのだ。 7年前、「御用聞き」を創業した当時のエピソードがそれを如実に表している。 代表の古市盛久さんは、「電球を交換してほしい」との注文で客先の自宅に
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