朴槿恵は今こそ、説明不足で独善的と嫌われた政治スタイルを変えられるか Kim Hong-Ji-REUTERS 4月13日の韓国総選挙は与党セヌリ党の惨敗であった。国会300議席のうち、「共に民主党」123、セヌリ党122、国民の党38、正義党6、無所属11という結果になり、与党は議会過半数を失っただけでなく第2党に転落したのである(選挙前はセヌリ146、共に民主102、国民20、正義10ほか)。選挙前に第1野党が共に民主党と国民の党に分裂したこともあり、事前世論調査では与党優勢が伝えられていただけに、韓国内のメディアは驚きをもって選挙結果を伝えた。残り任期1年10ヶ月の朴槿恵大統領の国政運営には大きな打撃である。来年12月の大統領選挙に向けて政局が展開していくこともあり、朴槿恵政権の求心力は急速に弱まっていくだろう。 朴槿恵政権の求心力低下は必至 なぜ与党は惨敗したのか。有権者の投票行動を