【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)が2020年1月に新型コロナウイルスに関して「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言してから、30日で3年となる。WHOは27日、専門家らによる緊急委員会を開き、緊急事態宣言終了の是非や条件を巡り協議したが、中国などでの感染拡大による影響も見通せず、難しい判断を迫られている。 新型コロナに関する緊急委の開催は14回目。WHOのテドロス事務局長は緊急委の勧告を受け、緊急事態継続の是非について判断する。テドロス氏は27日の緊急委で「助言を期待している」とあいさつした。 WHOの25日時点の集計によると、新型コロナの累計感染者数は世界で6億6487万3023人、累計死者数は672万4248人に上る。死者数は米国が100万人以上で最多。 テドロス氏は緊急委で新型コロナの流行状況について、1週間当たり7万人以上が死亡していた1年前と比べると「状況は
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