国立社会保障・人口問題研究所は12日、世帯数の将来推計を発表した。2050年には65歳以上の高齢単身世帯が1084万世帯に上り、全世帯の20・6%に達する。5軒に1軒が高齢者の1人暮らし世帯となる。未婚化の影響で単身世帯は2330万世帯と44・3%を占める。1世帯当たりの平均人数は1・92人にとどまり、2人を割り込む結果となった。 推計は5年ごとで、20年の国勢調査を基に実施。「単身」「夫婦のみ」「夫婦と子ども」「ひとり親と子ども」「その他」の5類型で将来の世帯数を推計した。 世帯総数は30年に5773万世帯でピークを迎え、50年には5261万世帯となる。単身世帯は20年の2115万世帯から36年に2453万世帯まで増加。その後は減少に転じ、50年には2330万世帯になる。 高齢単身世帯は20年の738万世帯(全体の13・2%)から50年には1・47倍に増加する。このうち、未婚者の割合は男