南米のチリでことし2月、137人が死亡した大規模な山火事について、地元の捜査当局は放火の疑いで22歳の消防士ら2人の身柄を拘束しました。火災を防ぐ立場にある人物がなぜ火をつけたのか、捜査当局が動機などを捜査しています。 チリ中部のビニャ・デル・マルなど沿岸部を中心にことし2月に発生した大規模な山火事では、山あいの住宅密集地に火が燃え広がるなどして137人が死亡しました。 この山火事について地元の捜査当局は24日、放火の疑いで22歳の消防士と、森林公社の職員の2人の身柄を拘束したと発表しました。 捜査当局によりますと、消防士らは、強い風が吹くなど火が燃え広がりやすい気象条件を選んだ上で、被害が大きくなるよう同時に複数の場所で火をつけたとみられるということです。 監視カメラの映像や携帯電話の通話記録などから2人を特定したとしていて、このうち消防士の自宅からはたばことマッチ棒を巻きつけた手製の着
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