2013年あたりからSMAPの音楽活動はまた進化をはじめている SMAPが”国民的”を背負って30代に突入していったタイミングで一度愛や平和の発信に目を向けたのは至極当然な流れ、その上でメンバーの半分以上が40代になってきた2013年頃からもう一度SMAP音楽の方向性が変わり始めたのも、やはり至極当然な流れといえます。 2013年末の『シャレオツ』をベースとして2014年秋~冬に同じ作詞家の楽曲をそれぞれ最初と最後に配置したジャジーなコンサートツアー『Mr.S』があって、2015年は逆に新年一発目から、その流れを汲んだとも言える『華麗なる逆襲』をもってきた。 シャレオツはどこか90年代SMAPへの回帰のような佇まいでもあったけど、『Mr.S』ツアーにあったのは紛れもなく”90年代SMAPが正当進化した20年後のSMAPの姿”であり、でも華麗なる逆襲が提示しているのは、さらにその先の”新しい