日本のホメオパシー団体は複数ある。ビタミンK不投与事件を起こしたのは、日本ホメオパシー医学協会の認定ホメオパスである。日本ホメオパシー医学協会とは別に日本ホメオパシー振興会という団体もある。事件を起こした医学協会とは違うことを示したい気持ちと、ホメオパシーを支持する仲間意識の混ざり合う微妙な距離感があるようだ。日本ホメオパシー振興会代表の永松昌泰氏は、日本ホメオパシー医学協会には深刻な問題があることは確かと言いつつ、一方的に悪者にされ過ぎているところもあるかもしれないと述べている。 ■朝日新聞 長野剛さんの電話取材 (永松学長のひとりごと) 私が直接知っている中に、こういうケースがありました。 もう8年前のことです。 I 型糖尿病の方が、 「医学協会」の中心的人物のセッションを受けて、 「すぐにインスリンを止めなさい」 と言われて止めたら、 血糖値がどんどん上がって300くらいになったので