ユニクロは不要になったすべての商品を店頭で引き取る=2009年3月、ユニクロ提供 衣料品のユニクロは3月から、消費者が不要になったすべてのユニクロ製品を毎日、店頭で引き取る。洗濯をしたうえで持ち込めば、全国約800店で受け付け、大半をユニクロから難民に贈る。将来は海外店やグループの他のブランドにも広げたいという。 ユニクロは全商品の引き取りを2006年から始めたが、これまでは期間を区切っていた。昨年は3、6、9月に計約260万着を回収。約9割はタンザニアやウガンダなどの難民キャンプに贈られ、傷んだ衣料や小物類などは燃料向けなどのリサイクルにまわしている。毎日の引き取りで回収量を増やし「世界の難民約3千万人に行き渡るようにしたい」(新田幸弘CSR部長)という。