プレ更年期だとかで自律神経失調で処方された漢方の加味逍遙散を飲み出して1ヶ月が経った。体質に合っているのかコレがなかなかの効きをみせ、今はもう死を思わせるような激しく打ち付ける動悸や尋常ではない波打つ脈拍に右往左往せずに済んでいる。それでも油断して気分が良いからといって調子に乗ると気が上がったまんまドッドッドッドッドッドッと体内で振動するか、みぞおちがソワソワとなる。微弱といえ今までなかった体感は不快であり不安を誘うので、そーっと用心しながら日々を過ごしている。 『ライフサイクルの心理学―こころの危機を生きる』という本に、中年期は再び迷いの中へという見出しがあり、そこには中年期の危機という興味深い内容が書かれていた。中年期というのは子の巣立ちや仕事など生活上の変化に伴い、人生の前半で作り上げた自己像が壊れ、再び自分とは何かを考え直す混乱と模索の時期であるという。 そう言えばそうかもしれない