僕の鉄道ライターとしての師匠である、レイルウェイ・ライター種村直樹さんが、11月6日20時43分、転移性肺がんのため逝去された。 元毎日新聞記者の種村さんは、1973年、国鉄担当から国会担当への異動をきっかけにフリーに転進し、鉄道専門のライター、「レイルウェイ・ライター」を名乗った。当初は「周遊券の旅」や「鉄道旅行術」など、ガイドブック・ハウツーものの著作が多く、そうした著作には必ず「質問があれば直接筆者へ」と、自宅住所が記してあった。これがきっかけとなり、全国の鉄道ファンから質問の手紙やファンレターが連日数多く届き、1974年、種村さんの友人が音頭を取る形で「種村直樹レイルウェイ・ライター友の会(通称TTTT)」が結成された。 僕が種村さんを知ったのは、1983年4月3日。小学6年生になる春休みに初めて南紀地方を一人でまわった時のことだ。近鉄特急で隣の席になった中学生から「ものすごく面白
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