セイコーウオッチは、スイス・バーゼル市で開かれている「バーゼルワールド2010」(参照記事)において、世界初のアクティブマトリクスEPDウオッチを発表した。2010年後半に国内外で発売される予定。 EPDとは“ElectronicPhoretic Display(電気泳動ディスプレイ)”の略で、電子インクによる表示方式の1つ。白い粒子と黒い粒子を内包したマイクロカプセルを電極で挟み、電界を与える方向によって、白を表示したり、黒を表示したりする。今回のEPDウオッチでは、300dpiの高精細表示を実現。ディスプレイ上にドットが約8万個並んでおり、4段階の階調表現ができる。 セイコーウオッチでは2005年11月に初めて電子インク技術を応用した腕時計「スペクトラム」を発表しており、今回は同社のEPDウオッチとして3代目にあたる。これまではあらかじめレイアウトされた70~120本のセグメントのオン
![世界初のアクティブマトリクスEPDウオッチを発表――セイコー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7a770f72d143b78775a7bee8dcc4f6af2dcb4024/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmakoto%2Farticles%2F1003%2F26%2Fl_ay_epd01.jpg)