攻撃側のアーキテクチャの弱点を見つけて細工を施したメッセージを仕込み、ボットネットからの通信をセキュリティ企業が制御するサーバにリダイレクトさせた。 セキュリティ企業のKaspersky LabとCrowdStrikeは3月28日、迷惑メールの送信や仮想通貨の窃盗に使われているマルウェア「Kelihos」(別名Hlux)のボットネットを実質的に乗っ取る形で攻撃を阻止することに成功したと発表した。 両社のブログによると、今回の作戦はHoneynet ProjectおよびDell SecureWorksと共同で実施。Kelihosは感染したマシン同士を接続してP2Pのボットネット・ネットワークを形成し、攻撃に利用しているが、作戦ではこの手法を逆手に取って利用した。 まず攻撃側のアーキテクチャの弱点を見つけて細工を施したメッセージを仕込み、ボットネットからの通信をセキュリティ企業が制御するサーバ